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20代男性の4割が「デートすら童貞。恋愛はコスパが悪い」「男友達とBBQに行くほうが気楽」という時代。
ある程度お年を召した方だと、恋愛は自分から動いて声をかけてなんぼ、振られたら秒で諦めて次に行く、
そしてトライアンドエラーを繰り返して対人交渉・調整能力を錬成し、来たるべく本線(本命)との戦いに備える・・・
というものだと思っていましたが、最近の若者は恋愛におけるトライアンドエラーが出来ないそうな。
令和4年版の『男女共同参画白書』によれば、20代男性のおよそ7割、女性のおよそ5割が「配偶者・恋人はいない」と回答し、さらに驚くべきことに、20代男性のおよそ4割が「これまでデートした人数」についてゼロと答えた。
(中略)
■異性へのアプローチが「加害的な実践」に
若者たちは恋愛をしなくなった。恋愛したいとも考えなくなった。
(中略)
よりわかりやすくいえば、女性との恋愛関係が成就するまでのプロセスに「女の子からキモいと思われるかもしれないアプローチをしなければならない」とか「自分が好意を向けてしまうことで不快感や恐怖感を与えてしまうかもしれない」といった倫理的ジレンマが不可避的に存在しており、いまどきの若い男性はそれに耐えられなくなっているということだ。
女の子にとって「キモい」と感じられるかもしれないふるまいをすること、女の子の意に反してグイグイと押しつけがましく好意をアプローチしなければならないこと――それは現代社会の「女性が日常で味わう小さな被害にもしっかり気を配ろう」という社会的風潮に真っ向から対立する加害的な実践である。そのような行為になんらやましさを感じない、よほど神経の図太い人間でなければ恋愛に踏み出すことができないがんじがらめの状況になってしまっている。
よしんば社会の風潮や自らの良識にあえて逆らって加害的な実践をやりとげたところで、相手との関係が成就するかどうかもわからない。こうしたダブルバインドによる認知的ストレスがある一定のラインを超えたとき、若者たちにとって「恋愛はコスパが悪いからもういいや」となってしまったのである。
■「モテそう」な男子も恋愛市場から撤退
(中略)
ルックスにしてもコミュニケーション能力にしても社会的ステータスにしても十分に魅力的な資質を持つ、傍から見れば間違いなく女性からの好意を集めそうな、いうなれば潜在的な「恋愛強者」に見える人びとでさえ、恋愛という土俵に最初からエントリーしなくなっているのだ。
だから20代男性の4割が「デート経験ゼロ」に…「恋愛は嫌だが、男友達とのBBQなら行く」日本の若者の生きづらさ(プレジデントオンライン) – Yahoo!ニュース
男性が恋愛をしなくなった理由を要約すると:
・女性にアプローチしても相手に不快感や恐怖感を与える。
・合意してやった後、仲がこじれるて「無理やりだった」と言われると社会的・経済的に終わる。
⇒その結果、
・一昔前でいうイケメン&コミュ力あり&金もある恋愛強者が「コスパが悪い」と恋愛市場に参入しない。
・トライアンドエラーができない。それ故に対人コミュニケーション能力が希薄。育たない。
・気が置けない同性の友人同士で開催するバーベキューになら積極的に参加する。
とのこと。
管理人から見るとこれはチャンスに見えますけどね。なぜなら恋愛強者が市場に参入しない、
ということは勝手にライバルが減るということ。だったら自分にいい出番が回ってくるかも知れない。
あとは行動すべきだと思いますけどね。
恋愛はコスパが悪いといいますが、どうせ失うものは自分のプライドと時間ぐらいでしょう。
プライドは失ってなんぼものもですし、時間は失わないと貴重さが分からない。
人間、若いうちは実るか実らないかよく分からない恋に燃え上がるものですよ。
そして月日が経って「まぁそんな事もあったよね」と思い出します。それが人生です。
それに引き換え、恋愛のパフォーマンスは色々とあると思いますし、特に同世代との交流は
後からやるとすると犯罪になりますので、同世代のうちに合法的にやっておくべき。
いちいち「これはセーフ?」と聞く男は魅力的か:
性行為に関して合意アプリがリリースされて波紋を呼びましたが、
いちいちアウトかセーフを聞く雄に雌は魅力を感じないでしょうね。
そのへんは自然にリードして欲しいところ・・・の「自然」をトライアンドエラーで嗅ぎ取れないところに
対人コミュニケーション能力の未熟さが出てくるのだそうな。
とは言え、そういう「相手の気持を最大限に推し量るが故に、無難な対応・受け答えに終止するのが吉」な社会を作ったのは
大人の責任ですから、そのへんなんとかしないと、若者の恋愛離れはますます進むかも。
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